「かわりま〜す」と「かんがえてま〜す」

先日、何人かで、とある広場を除雪をする機会がありました。

大人が10人。雪かきは8台。

私が除雪してると、私より少し若い方がニコニコして「かわりま〜す」って。

思わず、コートブラシを思い出してしまいました(笑)。

校内の部活でもそうですが、もっと大人数の大会や、セミナーの終了時に、少ないコートブラシに下級生たちが飛びついていきます。

当然、人数分より足りないわけですから、コートブラシ係からあふれる子がいます。

そんな時の行動がいくつかのタイプに分かれています。

①他よりも早く気が付き、コートブラシに飛びつく子

②惜しくもコートブラシに間に合わなかったけど、ほうきをゲットできた子

③コートブラシの子のダッシュに気づき、最初からほうきに一直線に向かう子

④ブラシにもほうきにもあふれたけど、ボール探しや用具の片付けに気づく子

⑤ブラシやほうきの子のところに来て「かわりま〜す」と言う子

⑥あふれちゃったら「ま、とりあえずしゃべっとくか」とおしゃべりする子

⑦最初から動かない子

それぞれの子にはそれぞれの子の事情もあるのでしょうが(笑)、指導者の皆さんは、どのタイプの子が伸びる子なのかはおわかりですよね。

そして、普段の練習でもボールを打つ以外のそういうことをしっかりと指導することで『自動的に伸びる子』を育てることができますよね。

 

コート全体を見て「今、この中で自分が何をすれば良いのか」が瞬時につかめる子は、自分の後衛が走らされた時、スグに自分のポジションを変えることができます。

最初からほうきに向かうタイプは、競り合う前に一本抜いておくとかの気が回ったりします。

 

「かわりま〜す」の子はどうでしょう。

何もしない訳ではないけれど、今、目の前に見えていることを追っかけてしまうように思います。

「かわりま〜す」で替わられた子が、次にまた『やること』を自分で探していることには気づきません。

先に誰かがブラシやほうきに走っていかなければ気づかなかったかもしれません。

こういう子が開会式や閉会式でどのあたりに並ぶのか、試合ではどんなプレーをするか、ランキングのどのあたりに位置するのか… なんとなくイメージできます。

それが良いとか悪いとかではなく、そういう様々なことが全て結びついているということですよね。

あにたは「かわりま〜す」ですか?

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