自動的に出来てしまう仕組み – 「やれ」ではなく『できてしまう』
いつの間にか上手になれる。根性ではなく、仕組みで強くなれる。そうありたいですよね。
私事ですが… 数ヶ月前に血圧計を買いました。
腕に巻くタイプではなく、手首に巻いて測れるタイプです。
持ち歩いているカバンに入る程度の大きさで、普段はデスクの脇に置いてあります。
これがいいんです。なにがいいって…
持ち運べるから、泊まりで出かけたときも測れます。
こういう継続するものって、途中で何日か休んだりすると、急に萎えてしまい、そこから続かなくなってしまったりすることがありますが、これは大丈夫!
そして、一番長く座っているデスクの横にあるから、いつでもちょっとしたときに簡単に測れます。これが継続している理由です。
隣の部屋においてある体重計は、気がついたときしか測らないのに、すぐ横にある血圧計は、日に何度も測ります。
いえいえ、血圧を測ろう! と言っているわけではないのです(笑)
ソフトテニスでも、こういう仕組みをつくったり、工夫することが大切なんです。
いつも「やれ〜っ」とか「なんでできないんだ」と言っている指導者はアホです。(そう言っている父母も気をつけましょう)
「やれと言わなくてもできるように工夫して仕向けること」「試合でも自然とできるように(練習の力を出せるように)すること」これが指導者の仕事です。
やれ〜とか、やめろ〜とかしか言えない指導者は、タイマーと同等の能力です(笑)
やりたくなる工夫。継続できる工夫。忘れない工夫。
これが指導者の仕事であり、真骨頂です。
当麻中を全中優勝、準優勝へと導いた安藤先生は、いつも「せざるを得ない」指導のことを話されます。
導く道を定め、どの子もその道に沿っていけるように工夫する。
「せざるを得ない」指導ができても、その道が間違っていては元も子もありません。指導者の仕事はコートの中だけじゃないんですよね。
だからと言って、「ウチの先生はやれしか言わないからアホや」と言っているあなたもアホ(笑)
そう言ってしまうだけだと、結局は自分が上に行けません。
与えられた環境の中で、できるだけ自分を高めるには、自分自身で「上達せざるを得ない」工夫をしなければなりません。
あなたが「アホや」と言っている指導者だって、ちゃんと「やれ」とか「やめろ」とかは言ってくれるんです。
タイマーとしては活用できるわけですから(笑)